安全運転の必要性
交通事故の現状
「死亡事故について」
全国の死亡事故は10年前に比べると半分近く減少しています。急速な医療の発達や、車の性能の発達により、表面上は減少したように見えますが、実質交通事故は減っていないのが現状です。また業務中の死亡事故に関しては、減少傾向にはあるものの死亡事故の占める割合は10年前に比べると増えていることがわかります。これは、企業の交通安全に対する意識が10年前とほとんど変わっていないことがわかります。
「ゆとり世代と高齢者」
一般的にゆとり世代と言われる20代は、情報化社会の中で育ち、通信機器が手放せない世代となります。車への依存が少なくなっていることから、免許は取得するが、運転をしない人が多いのが特徴です。20代は、事故件数の割合の1割弱を占めており、10人に1人は事故を起こしています。また同じ比率で多いのが60歳以上の方の事故で、年々増加傾向にあります。高齢社会を迎えるにあたり、60歳以上の運転技術の再教育を行うことは企業にとって必要不可欠になります。